2015年10月11日日曜日

FME Desktop モニター募集開始 他

2015-10-11発信

1. FME Desktop モニター募集開始

FME Desktop モニターの募集を始めました。内容については次のページをご参照ください。
http://www.pragmatica.jp/fme/monitor.html

モニターにご協力いただける場合、3ヶ月間有効な FME Desktop ライセンスを無償で発行いたします。
まだFMEを使ってみたことがない方、通常の評価版 (30日間) では十分な評価ができなかった方は、是非ご検討ください。

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2. UTMポイントとMGRS

国土地理院の「地理院地図 (電子国土Web)」では、選択されている地点の緯度、経度の他に「UTMポイント」というものが表示されることをご存じでしょうか。
http://maps.gsi.go.jp/

これは、国際的にはMGRS (Military Grid Reference System) コードとして知られているものです。

FMEには地理座標 (経度, 緯度) をMGRSコードに変換する LatLongToMGRSConverter トランスフォーマーが標準で用意されていますが、同一座標についてこのトランスフォーマーで変換したMGRSコードと地理院地図で表示されるUTMポイントコードを比較したところ、一致する場合と一致しない場合がありました。
調べたところ、コード中の東距/北距成分の精度未満の桁について、LatLongToMGRSConverter は切り捨て、地理院地図は四捨五入によって丸めるためであることが分かりました。

英語版 Wikipedia (https://en.wikipedia.org/wiki/Military_grid_reference_system) では切り捨てるべきであるという記述がありますが、NGA (National Geospatial-Intelligence Agency: 米国家地球空間情報局) がウェブ上で公開している文書では四捨五入の例が見られるなど、実際の運用としては両方があり得るようです。

Safe Software社には、運用の実態を踏まえて LatLongToMGRSConverter にオプションパラメーターを追加して切り捨て/四捨五入をユーザーが選べるようにしてはどうかという提案をしましたが、当面の「つなぎ」として、地理院地図のUTMポイントコードに準じたMGRSコードを求めるためのカスタムトランスフォーマー "JpLLToUTMPointConverter" を作成しました。
次のページからダウンロードできますので、必要に応じてご利用ください。
FMEサポート | 国内データ変換のサポート > カスタムトランスフォーマー
http://www.pragmatica.jp/fme/jpformats.html
※ダウンロードするには、このメール本文の後に記載しているユーザー名、パスワードによる認証が必要です。

MGRSの仕様についてご存じの方がいらっしゃいましたら、情報をご提供くださるようお願いいたします。

2015年10月6日火曜日

トランスフォーマーリスト

2015-10-06発信

これまでに多くの方より、目的とするデータ変換に使用できるトランスフォーマーを探しやすくしてほしいとのご意見をいただきました。
ご意見を踏まえて、FMEに標準で含まれる全てのトランスフォーマー (追加ライセンス料が必要なものを除く) を網羅した「トランスフォーマーリスト」を作成、当社ウェブサイトで公開しましたので、お知らせいたします。

トランスフォーマーリスト[アルファベット順]
http://www.pragmatica.jp/fme/transformers/TransformersList_Alphabetic.html

トランスフォーマーリスト[カテゴリ別]
http://www.pragmatica.jp/fme/transformers/TransformersList_Categorized.html

どちらのリストも、全トランスフォーマーについて、それぞれの要点と主な機能を掲載しています。
また、主な機能の欄には関連の深いトランスフォーマー名も記載していますので、それをたどることで活用の幅をさらに広げていただけると思います。

「FMEリファレンス」(日本語版ドキュメント)も引き続き拡充していく計画としています。
http://www.pragmatica.jp/fme/references/

あわせてご活用くださるよう、お願いいたします。