2016-03-14発信 ■ FME 2016.0.1.1 のリリース FME 2016.0.1.1 (build 16177) がリリースされましたので、お知らせします。 今回のリリースは、FME 2016.0 について累積的なバグ修正を行ったSP(サービスパック)に位置づけられます。 FME 2016.0.0.0 または 2016.0.1.0 をご利用の場合は、お手数ですが更新してくださるようお願いいたします。 新バージョンのインストーラーは、次のページからダウンロードできます。 FMEダウンロードページ http://www.safe.com/support/support-resources/fme-downloads/ 使用中の FME のバージョンは、Workbench メニュー: Help > About FME Workbench で確認できます。 また、インターネットに接続している場合は、Workbench メニュー: Help > Check for Updates で新バージョンの有無をチェックすることもできます。 ========== ■ JP_FGD_DEM (基盤地図情報DEM) カスタムフォーマットの更新 FME Store で公開している JP_FGD_DEM カスタムフォーマット(基盤地図情報DEMをラスターとして読み込むリーダー)について、性能を改善しました。 更新版は、FME 2015.0 以降で使用できます。 ---------- 1. JP_FGD_DEM を初めて使う(インストールしたことがない)場合 Workbench メニュー: Readers > Add Reader で Add Reader 画面を開き、フォーマットとして JP_FGD_DEM を選択したときに、自動的にダウンロード・インストールされます。 ---------- 2. JP_FGD_DEM を使ったことがある(インストールしたことがある)場合 注: これまでの JP_FGD_DEM は FME 2014 SP4 以降で使用できましたが、更新版の対応バージョンは FME 2015.0 以降になります。FME 2014 で作成したワークスペースで JP_FGD_DEM を使っており、かつ、そのワークスペースを今後も FME 2014 で実行する必要がある場合は、JP_FGD_DEM を更新しないでください。 次の手順で更新前の JP_FGD_DEM を削除してください。 (1) Workbench メニュー: Tools > Browse Readers and Writers で Reader and Writer Gallery を開く。 (2) 左下の検索フィールド (Search) にフォーマット名 (JP_FGD_DEM) を入力してフォーマットのリストを絞り込む。 (3) リストで JP_FGD_DEM を選択し、画面下部の [Delete] ボタンをクリックする(インストールされていない場合、[Delete] ボタンは無効になっています)。 (4) Reader and Writere Gallery を [Close] ボタンで閉じる。 また、以前のインストールの仕方によっては、「マイ ドキュメント」フォルダにカスタムフォーマット定義ファイル(*.fds)が保存されていることがあります。 Windows エクスプローラーで"マイ ドキュメント/FME/Formats"フォルダを開き、"JP_FGD_DEM.fds"ファイルがあった場合には削除してください。 以上の後、Workbench メニュー: Readers > Add Reader で Add Reader 画面を開き、フォーマットとして JP_FGD_DEM を選択することにより、更新版がダウンロード・インストールされます。 ========== ■ JpGsiTileFetcher (地理院タイルデータの取得) カスタムトランスフォーマーの更新 先月、当社サポートサイトにて公開した JpGisTileFetcher カスタムトランスフォーマーについて、国土地理院「ベクトルタイル提供実験」で提供されているベクタータイルデータ(GeoJSON形式)を取得する機能を追加して更新しました 次のページからダウンロードした"JpGsiTileFetcher.fmx"ファイルをダブルクリックすることにより、インストール(更新)できます。 http://www.pragmatica.jp/fme/jpformats.html#transformers インストール後に起動した Workbench で、標準のトランスフォーマーと同じ操作でワークスペースに追加できます。 使用方法については、ダウンロードファイル同梱の readme.txt を参照してください。 また、FMEケーススタディに次の関連記事を掲載しましたので、あわせてご参照ください。 FMEケーススタディ: ベクタージオメトリの色 - 国土地理院「地形分類」 http://fme-casestudy.blogspot.com/2016/03/blog-post_10.html [参考] 国土地理院ベクトルタイル提供実験 https://github.com/gsi-cyberjapan/vector-tile-experiment
2016年3月14日月曜日
FME 2016.0.1.1 のリリース等
2016年3月2日水曜日
地理院タイルの利用
2016-03-02発信 地理院地図 (電子国土Web) で使われている「地理院タイル」の仕様は、国土地理院ウェブサイトの次のページで公開されています。 地理院タイルを用いた開発 (国土地理院サイト) http://maps.gsi.go.jp/development/ 地理院タイルはウェブマップタイル方式で提供されている画像 (一部テキスト) データセットであり、ウェブマッピングアプリケーションのベースマップとして利用できるほか、ラスターデータとして取得してオフラインで利用することも可能です。 地理院タイルをラスターデータとして取得する処理を任意のFMEワークスペースに簡単に組み込めるよう、カスタムトランスフォーマー "JpGsiTileFetcher" を作成しました。 次のページで公開しましたので、必要に応じてダウンロードしてご利用ください。 FMEサポート | 国内データ変換のサポート (カスタムトランスフォーマー) http://www.pragmatica.jp/fme/jpformats.html#transformers *ダウンロードするには、このメール本文の後に記載しているサポートリソースアクセス用のユーザー名、パスワードによる認証が必要です。 また、このカスタムトランスフォーマーの使用方法に関して次の記事も掲載しましたので、あわせてご参照ください。 FMEケーススタディ | 地理院タイルデータの取得 - 西之島付近噴火活動 正射画像の例 http://fme-casestudy.blogspot.com/2016/02/blog-post_25.html ----- ウェブマップタイルをベースマップとして利用すること自体はアプリケーション側のプログラムが行うことであり、それについて FME は直接貢献しません。 しかし、アプリケーションがなんらかのデータ変換処理を必要とする場合には、それを担うバックエンドとして FME Server が活用できるケースはあると考えられます。 次の記事では、FME Server によるデータ変換結果をアプリケーションの地図画面上に表示する例を掲げています。 FMEケーススタディ | FME Server とウェブアプリケーション [地理院タイル] http://fme-casestudy.blogspot.com/2016/02/fme-server.html FMEケーススタディ | データベースの空間検索機能の利用 - 国土数値情報 (医療機関) [Google Maps] http://fme-casestudy.blogspot.com/2016/02/blog-post.html 以上、FMEの活用について検討するうえでの参考にしていただければ幸いです。
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