2017年3月31日金曜日

FME Desktop 2017.0 日本語言語パックの配布開始

2017-03-31配信

当社ウェブサイトの FME サポートページにおいて、FME Desktop 2017.0 (build 17271 以降) 対応版の日本語言語パックの配布を始めましたので、お知らせします。

FMEサポート
http://www.pragmatica.jp/fme/support.html
※日本語言語パックをダウンロードするには、本メール本文の後に記載しているユーザー名、パスワードによる認証が必要です。

この言語パックをインストールすることによって日本語化される部分は、次のとおりです。

(1) FME Workbench の主画面、ワークスペースの作成・実行に関する各種設定・操作用の画面
(2) FME Data Inspector の主画面、データ検査に関する各種設定・操作用の画面
(3) FME Quick Translator の主画面、データ変換に関する各種設定・操作用の画面
(4) 標準トランスフォーマーのパラメーター設定画面

詳しくはダウンロードファイルに含まれる使用説明 (*.txt) をご参照ください。

FME のバージョンアップにあわせて、より分かり易く、より使い易くするための改善をしていく予定です。
改善に向けてのご意見等もお寄せいただければ幸いです。

2017年3月22日水曜日

FME 2017.0 アップデート ほか

2017-03-22発信

1. FME 2017.0 アップデート

FME 2017.0 公式リリース版が更新されましたので、お知らせします。
更新後のバージョン: FME 2017.0.0.1 build 17271

製品版ライセンスの年間保守を継続されている方、および、評価版ライセンス有効期間内の方は、次のページからインストーラーをダウンロードし、アップグレードできます。

FME Downloads
http://www.safe.com/support/support-resources/fme-downloads/
※インストール先フォルダを別にすることによって、1台のマシンで複数のバージョンのFMEを同時に利用することもできます。

なお、当社ウェブサイトで暫定的に公開していたホットフィクス版 (build 17265) のダウンロードは廃止しました。


2. 基盤地図情報DEM対応の新カスタムフォーマット: JP_FGD_DEM2 公開

FME 2017.0 では FME Objects Python API にラスター処理用のクラス等が追加され、それらを利用することによって数値データに基づくラスター作成が効率的に行えるようになりました。
従来から FME Hub (旧 FME Store) において基盤地図情報DEMをラスターとして読み込むためのカスタムフォーマット (JP_FGD_DEM) を公開してきましたが、この新しい Python API を利用して全面的に更新し、新たなカスタムフォーマット JP_FGD_DEM2 として公開しました。
次のページをご参照ください。

FMEサポート | 国内データ変換のサポート (カスタムフォーマット)
http://www.pragmatica.jp/fme/jpformats.html

FME Hub | Japanese Fundamental Geospatial Data (FGD) DEM V2 (JP_FGD_DEM2)
https://hub.safe.com/formats/japanese-fundamental-geospatial-data-fgd-dem-v2

これまでの JP_FGD_DEM も引き続き利用できますが、FME 2017.0 以降で新たに作成するワークスペースでは、新しい JP_FGD_DEM2 も是非お試しください。


3. 日付/時刻関数 (Date/Time Functions) の導入

日付/時刻の値について、FME 2016 までは書式変更などのごく限られた操作しかサポートしていませんでしたが、FME 2017.0 では新たに「日付/時刻関数 (Date/Time Functions)」と総称される関数群が導入され、日付/時刻値に対するさまざまな操作がし易くなりました。
次のページに全ての日付/時刻関数の構文等を掲載しましたので、ご参照ください。

FMEリファレンス | 日付/時刻関数 (Date/Time Functions)
http://www.pragmatica.jp/fme/references/ReferenceDateTimeFunctions.html

2017年3月14日火曜日

FME 2017.0 ホットフィクス

2017-03-14発信

過日、FME 2017.0 (build 17259) のリリースについてお知らせしたところですが、多くの方より、FME 2017.0 Workbench で既存のワークスペースが実行できないケースがあるとのご指摘をいただきました。
調査の結果、ワークスペース名 (*.fmw ファイル名)に日本語の漢字、仮名などの非ASCII文字が含まれている場合に、Workbench メニュー: Run > Run Workspace コマンドで実行できないというバグがあることが確認されました。
ご不便をおかけして大変申し訳ありません。

このバグについて緊急に修正を施した FME 2017.0 Desktop build 17265 (ホットフィクス版) インストーラーのダウンロードページ (下記URL) を設けましたので、必要に応じてご利用ください。

FMEダウンロード [臨時]
http://www.pragmatica.jp/fme/downloads.html
注: ダウンロードするには、本メール末尾記載のユーザー名、パスワードによる認証が必要です。

なお、当社サイトでのホットフィクス版の公開は、Safe Software サイトのダウンロードページ (下記URL) が更新されるまでの間の暫定的な措置です。
build 17265 よりも新しいバージョンが公式にリリースされたときには、お手数ですが、再度アップグレードしてくださるようお願いいたします。

Safe Software | FME Downloads (Official Release)
http://www.safe.com/support/support-resources/fme-downloads/

2017年3月2日木曜日

FME 2017.0 リリース

2017-03-02発信

FMEの最新バージョン FME 2017.0 (build 17259) がリリースされました。
製品版ライセンスの年間保守を継続されている方、および、評価版ライセンス有効期間内の方は、次のページからインストーラーをダウンロードし、アップグレードできます。
FME Downloads
http://www.safe.com/support/support-resources/fme-downloads/
※インストール先フォルダを別にすることによって、1台のマシンで複数のバージョンのFMEを同時に利用することもできます。

FME Workbench では新たに "Parameter Editor" というドッキングウィンドウが導入され、トランスフォーマーなどのパラメーター設定画面(ダイアログボックス)を開かずにパラメーターの編集ができるようになるなど、ワークスペース作成をさらにスピードアップするための改良がなされました。
"Parameter Editor" は、Workbench メニュー: View > Windows > Parameter Editor をチェックすることによって利用可能になります。是非、お試しください。

リーダー・ライターやトランスフォーマーの追加・改良も行われ、FME活用の幅がさらに広がっています。
次のブログ記事で追加された機能や改良された事項が紹介されていますので、ご参照ください。
The Safe Software Blog | What’s New in FME 2017.0
https://blog.safe.com/2017/01/whats-new-in-fme-2017-0-release-candidate-available/

■ FME 2017 対応の日本語言語パックについて

FME 2017 対応の日本語言語パックは、4月中の公開を目途に用意する計画です。利用可能になった時点で、改めてお知らせします。
当社サポートサイトで公開している FME 2016.1 対応版を FME 2017.0 に適用することもできます。
ただし、2017.0 で新たに追加された機能等に関する部分は日本語化されないことにご留意ください。
FMEサポート
http://www.pragmatica.jp/fme/support.html

■ FME Data Inspector 背景地図として「地理院地図」を利用する方法

以前も予告したとおり、FME 2017.0 では、Data Inspector の背景地図 (Background Map) オプションのひとつとして「地理院地図」が追加されました。
再度、使い方をご紹介します。

(1) Data Inspector メニュー: Tools > FME Options で FME Options 画面を開く。
(2) Backgound Map として "Japan GSI Maps" (地理院地図) を選択する。
(3) Parameters (パラメーター) ボタンをクリックして地図の種類、例えば "Standard" (標準地図) を選択する。

これ以降、ビューウィンドウに2Dジオメトリフィーチャー (ただし、座標系が正しく設定されているものに限ります) を表示したとき、選択した種類の地理院地図が背景に表示されるようになります。