2016年12月14日水曜日

FME 2016.1.3.1 リリース ほか


2016-12-14発信

1. FME 2016.1.3.1 リリース

FMEの最新バージョン FME 2016.1.3.1 (build 16716) がリリースされましたのでお知らせします。
製品版ライセンスの年間保守を継続されている方、および、評価版ライセンス有効期間内の方は、次のページからインストーラーをダウンロードし、アップグレードできます。
FME Downloads
http://www.safe.com/support/support-resources/fme-downloads/

今回のリリースが FME 2016 シリーズの最終版となる見込みです。

2. FME 2017.0 のリリース予定

次期バージョンの FME 2017.0 は、来年3月1日にリリースされる予定です。
サポートするフォーマットのやトランスフォーマーの追加や改良が行われるほか、ワークスペース作成やデータ検査の利便性を高めるための改良も加えられます。

★ FME 2017.0 Data Inspector では、背景地図として「地理院地図」が利用可能になります。

FME 2017.0 では、Data Inspector の背景地図 (Background Map) オプションのひとつとして「地理院地図」を追加することが決定しており、現時点の FME 2017.0 ベータ版ですでに利用可能となっています
FME Betas (ベータ版ダウンロード)
http://www.safe.com/support/support-resources/fme-downloads/beta/
※インストール先フォルダを変えることによって複数のバージョンのFMEをインストールし、使い分けることができます。

[使い方]
(1) Data Inspector メニュー: Tools > FME Options で FME Options 画面を開き、
(2) Backgound Map として "Japan GSI Maps" (地理院地図) を選択し、
(3) Parameters (パラメーター) ボタンをクリックして地図の種類、例えば "Standard" (標準地図) を選択してください。
その後、ビューウィンドウにジオメトリデータ (座標系が定義されているもの) を表示したとき、選択した種類の地理院地図が背景に表示されるようになります。

日本国内のGISデータの検査を行う際に活用できる便利な機能になると思います。

注: ベータ版は開発途上のものであり、未完成の機能や未解決のバグが含まれます。業務上のワークスペース作成、データ変換には FME 2016 リリース版をご利用ください。

2016年11月25日金曜日

FME Desktop 日本語言語パックの配布開始

2016-11-25発信

前回予告しましたとおり、FME Desktop ユーザーインターフェースの主要な部分を日本語化するための言語パックを作成し、配布を始めました。
FME Desktop (評価版を含む) ユーザーであれば、どなたでも次のページからダウンロードしてご利用いただけます。

FMEサポート
http://www.pragmatica.jp/fme/support.html
※ダウンロードするには、本メール本文の後に記載しているユーザー名、パスワードによる認証が必要です。

この言語パックをインストールすることによって日本語化される部分は、次のとおりです。

(1) FME Workbench の主画面、ワークスペースの作成・実行に関する各種設定・操作用の画面
(2) FME Data Inspector の主画面、データ検査に関する各種設定・操作用の画面
(3) FME Quick Translator の主画面、データ変換に関する各種設定・操作用の画面
(4) 標準トランスフォーマーのパラメーター設定画面

詳しくはダウンロードファイルに含まれる使用説明 (*.txt) をご参照ください。

今後もより分かり易くするための改善をしていきたいと思います。
改善に向けてのご意見等もお寄せいただければ幸いです。

2016年11月9日水曜日

FME 2016.1.3 リリース + FME 日本語化計画

2016-11-09発信

1. FME 2016.1.3 リリース

本日、FMEの最新バージョン FME 2016.1.3.0 (build 16704) がリリースされましたのでお知らせします。
製品版ライセンスの年間保守を継続されている方、および、評価版ライセンス有効期間内の方は、次のページからインストーラーをダウンロードし、アップグレードできます。
FME Downloads
http://www.safe.com/support/support-resources/fme-downloads/


2. FME 日本語化計画(予告)

当社はFME製品を原語(英語)版のまま販売・サポートしておりますが、これまでに複数の方より、英語版のソフトウェアは導入しにくいというご意見をいただいております。
「FMEは使ってみたいが英語の敷居が高い」と感じている方のために、FME Desktop ユーザーインターフェースの主要な部分を日本語化するための言語パックも作成することといたしました。
今月中には初回版(FME 2016.1.2 以降対応)を公開し、その後、FME のバージョンアップ等にあわせてアップグレードしていく計画です。
準備ができた時点で改めてお知らせいたします。

2016年9月23日金曜日

FME 2016.1.2 リリースのお知らせ

2016-09-23発信

本日、FMEの最新バージョン FME 2016.1.2.0 (build 16673) がリリースされましたのでお知らせします。
今回のバージョンアップの内容は、累積的なバグ修正が中心です。
製品版ライセンスの年間保守を継続されている方、および、評価版ライセンス有効期間内の方は、次のページからインストーラーをダウンロードし、アップグレードできます。
FME Downloads
http://www.safe.com/support/support-resources/fme-downloads/

FMEは進化を続けており、年1回(通常は1月)メジャーバージョンアップがあるほか、年数回、中小規模の改良やバグ修正を施したバージョンアップが行われます。
Safe Software社は、エンドユーザーからの意見、要望を可能な限り迅速にバージョンアップに反映させるよう努めていますが、それを促進するため、昨年、FME Knowledge Center サイトで Ideas ページを開設しました。
FME Knowledge Center | Ideas
https://knowledge.safe.com/content/idea/list.html

このページでは、どなたでも機能追加や改良に関するアイディアを提案したり、他のユーザーと意見交換したりすることができます。
今回のリリースまでの間に実現したものも多数あり、それらは、このページに表示されるアイディアのリストを By Status > Completed で絞り込むことによってご覧になれます。
FME Knowledge Center | Ideas (Completed)
https://knowledge.safe.com/ideas/state/completed.html?sort=votes

FMEの改良に関するご意見、ご要望については、これまでと同様に当社にお知らせいただくほか、Ideas ページを通じて提案することもご検討ください。

2016年6月8日水曜日

地理院地図パートナーネットワーク会議関連

2016-06-08発信

■「FMEによる地理院タイルデータの取得と変換」について発表

6月7日開催「第5回地理院地図パートナーネットワーク会議」において、FMEによる地理院タイルデータの取得・変換の技術的可能性を検証した実験システムについて発表しました。
同会議ホームページにて発表資料(PDF)が公開されていますので、ご参照ください。

地理院地図パートナーネットワークホームページURL
http://ccpn.gsi.go.jp/index.html

実験システムは FME Server をバックエンドとして使用するウェブアプリケーションですが、インターネット上では公開していません。
デモや詳しい説明が必要な場合は、お知らせください。

■FMEケーススタディ: ラスター画素値演算の例 - PNG標高タイル方式による基盤地図情報DEMの表現

同会議における事例発表「新シームレス地質図3Dと標高データ」(産業技術総合研究所)で紹介のあった「PNG標高タイル」は、軽量なDEMラスターの表現方式として大変興味深く拝聴しました。
そこで、基盤地図情報数値標高モデルについて「PNG標高タイル」と同じ方式によるPNGラスターへの変換を試行し、その結果についてFMEケーススタディに掲載しました。

ラスター画素値演算の例 - PNG標高タイル方式による基盤地図情報DEMの表現
http://fme-casestudy.blogspot.com/2016/06/pngdem.html

FMEによるラスター画素値演算の分かり易い例であると思います。なにかの参考にしていただければ幸いです。

2016年4月28日木曜日

FME 2016.1 のリリース

2016-04-28配信

FME 2016.1.0.0 (build 16492) がリリースされましたので、お知らせします。

今回のリリースは FME 2016 のアップグレードであり、新たなフォーマット、トランスフォーマーが追加されました。
コミュニティサイトにおけるユーザーからの提案を取り入れたユーザーインターフェースの改良も施されており、より使い易いものとなっています。

FME 2016.1 のインストーラーは次のページからダウンロードできます。
http://www.safe.com/support/support-resources/fme-downloads/

FMEの年間保守を継続している方は、いつでもアップグレードできます。
また、インストール先のフォルダを変えることにより、同一のマシンに異なるバージョンのFMEをインストールして使い分けることもできます。
是非、FME 2016.1 をご利用ください。

FME 2016.1 の新機能等については、次のページもご参照ください。
http://www.safe.com/fme/new-features/2016.1/
http://blog.safe.com/2016/04/fme-2016-1/

2016年4月7日木曜日

FMEツール共有サイト「FME Hub」の運用開始

2016-04-07配信

Safe Software社は、FMEユーザーが作成したカスタムトランスフォーマー、カスタムフォーマット等のツールを共有するためのウェブサイト「FME Hub (ハブ)」の運用を始め、これまで FME Store で公開されていたツールも FME Hub に移行しました。

FME Hub
https://hub.safe.com

ウェブブラウザで上記ページにアクセスすると公開中の全てのツールが一覧表されますが、ページの左側で、次に掲げるツールの種類 (Type)、およびカテゴリ (Category) を選択することによって、関連するツールに絞り込むことができます。
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・Transformers: カスタムトランスフォーマー (ユーザー定義のトランスフォーマー)
・Formats: カスタムフォーマット (ユーザー定義のリーダー)
・Templates: テンプレート (ワークスペースのひな形)
・Web Connections: ウェブコネクション (特定のウェブサービスとの接続設定用のXMLファイル)
-----

また、ページ最上段の検索フィールドで、語句によるツールの検索もできます。

リストに表示されているツール名をクリックするとその説明ページに移動し、そのツールのファイルがダウンロードできます。
種類別のファイル名拡張子とツールのインストール等の方法は次のとおりです。
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・カスタムトランスフォーマー (*.fmx): Windows エクスプローラーでファイル名をダブルクリックすることによってインストールできます。
・カスタムフォーマット (*.fds): 同上。
・テンプレート (*.fmwt): FME Workbench メニュー: File > Open でワークスペースとして開くことができます。
・ウェブコネクション (*.xml): FME Options 画面 Web Connections ページでインポートできます (FME 2016.0 以降)。
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FME Hub で公開されているツールは全て無償で利用でき、また、同サイトにサインアップ (ユーザー登録) すれば、自作のツールをアップロード・公開することもできます。
FMEをより効率的・効果的に利用するためのテクニックやソリューションを世界中のFMEユーザーと共有する場としてご活用ください。

FME Hub サイト、ダウンロードしたツールの使用方法等についてご不明な点は、お問い合わせください。

なお、FME Workbench の Transformer Gallery に表示されている FME Store フォルダは、FME 2017 で FME Hub に置き換えられる予定です。
FME 2016 では Transformer Gallery の FME Store フォルダと FME Hub サイトが共存することになります。
紛らわしい状態となり申し訳ありませんが、移行期間としてご理解くださるようお願いいたします。

2016年3月14日月曜日

FME 2016.0.1.1 のリリース等

2016-03-14発信

■ FME 2016.0.1.1 のリリース

FME 2016.0.1.1 (build 16177) がリリースされましたので、お知らせします。

今回のリリースは、FME 2016.0 について累積的なバグ修正を行ったSP(サービスパック)に位置づけられます。
FME 2016.0.0.0 または 2016.0.1.0 をご利用の場合は、お手数ですが更新してくださるようお願いいたします。
新バージョンのインストーラーは、次のページからダウンロードできます。

FMEダウンロードページ
http://www.safe.com/support/support-resources/fme-downloads/

使用中の FME のバージョンは、Workbench メニュー: Help > About FME Workbench で確認できます。
また、インターネットに接続している場合は、Workbench メニュー: Help > Check for Updates で新バージョンの有無をチェックすることもできます。

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■ JP_FGD_DEM (基盤地図情報DEM) カスタムフォーマットの更新

FME Store で公開している JP_FGD_DEM カスタムフォーマット(基盤地図情報DEMをラスターとして読み込むリーダー)について、性能を改善しました。
更新版は、FME 2015.0 以降で使用できます。

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1. JP_FGD_DEM を初めて使う(インストールしたことがない)場合
Workbench メニュー: Readers > Add Reader で Add Reader 画面を開き、フォーマットとして JP_FGD_DEM を選択したときに、自動的にダウンロード・インストールされます。

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2. JP_FGD_DEM を使ったことがある(インストールしたことがある)場合
注: これまでの JP_FGD_DEM は FME 2014 SP4 以降で使用できましたが、更新版の対応バージョンは FME 2015.0 以降になります。FME 2014 で作成したワークスペースで JP_FGD_DEM を使っており、かつ、そのワークスペースを今後も FME 2014 で実行する必要がある場合は、JP_FGD_DEM を更新しないでください。

次の手順で更新前の JP_FGD_DEM を削除してください。
(1) Workbench メニュー: Tools > Browse Readers and Writers で Reader and Writer Gallery を開く。
(2) 左下の検索フィールド (Search) にフォーマット名 (JP_FGD_DEM) を入力してフォーマットのリストを絞り込む。
(3) リストで JP_FGD_DEM を選択し、画面下部の [Delete] ボタンをクリックする(インストールされていない場合、[Delete] ボタンは無効になっています)。
(4) Reader and Writere Gallery を [Close] ボタンで閉じる。

また、以前のインストールの仕方によっては、「マイ ドキュメント」フォルダにカスタムフォーマット定義ファイル(*.fds)が保存されていることがあります。
Windows エクスプローラーで"マイ ドキュメント/FME/Formats"フォルダを開き、"JP_FGD_DEM.fds"ファイルがあった場合には削除してください。

以上の後、Workbench メニュー: Readers > Add Reader で Add Reader 画面を開き、フォーマットとして JP_FGD_DEM を選択することにより、更新版がダウンロード・インストールされます。

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■ JpGsiTileFetcher (地理院タイルデータの取得) カスタムトランスフォーマーの更新

先月、当社サポートサイトにて公開した JpGisTileFetcher カスタムトランスフォーマーについて、国土地理院「ベクトルタイル提供実験」で提供されているベクタータイルデータ(GeoJSON形式)を取得する機能を追加して更新しました

次のページからダウンロードした"JpGsiTileFetcher.fmx"ファイルをダブルクリックすることにより、インストール(更新)できます。
http://www.pragmatica.jp/fme/jpformats.html#transformers

インストール後に起動した Workbench で、標準のトランスフォーマーと同じ操作でワークスペースに追加できます。
使用方法については、ダウンロードファイル同梱の readme.txt を参照してください。
また、FMEケーススタディに次の関連記事を掲載しましたので、あわせてご参照ください。

FMEケーススタディ: ベクタージオメトリの色 - 国土地理院「地形分類」
http://fme-casestudy.blogspot.com/2016/03/blog-post_10.html

[参考] 国土地理院ベクトルタイル提供実験
https://github.com/gsi-cyberjapan/vector-tile-experiment

2016年3月2日水曜日

地理院タイルの利用

2016-03-02発信

地理院地図 (電子国土Web) で使われている「地理院タイル」の仕様は、国土地理院ウェブサイトの次のページで公開されています。

地理院タイルを用いた開発 (国土地理院サイト)
http://maps.gsi.go.jp/development/

地理院タイルはウェブマップタイル方式で提供されている画像 (一部テキスト) データセットであり、ウェブマッピングアプリケーションのベースマップとして利用できるほか、ラスターデータとして取得してオフラインで利用することも可能です。
地理院タイルをラスターデータとして取得する処理を任意のFMEワークスペースに簡単に組み込めるよう、カスタムトランスフォーマー "JpGsiTileFetcher" を作成しました。
次のページで公開しましたので、必要に応じてダウンロードしてご利用ください。

FMEサポート | 国内データ変換のサポート (カスタムトランスフォーマー)
http://www.pragmatica.jp/fme/jpformats.html#transformers
*ダウンロードするには、このメール本文の後に記載しているサポートリソースアクセス用のユーザー名、パスワードによる認証が必要です。

また、このカスタムトランスフォーマーの使用方法に関して次の記事も掲載しましたので、あわせてご参照ください。

FMEケーススタディ | 地理院タイルデータの取得 - 西之島付近噴火活動 正射画像の例
http://fme-casestudy.blogspot.com/2016/02/blog-post_25.html

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ウェブマップタイルをベースマップとして利用すること自体はアプリケーション側のプログラムが行うことであり、それについて FME は直接貢献しません。
しかし、アプリケーションがなんらかのデータ変換処理を必要とする場合には、それを担うバックエンドとして FME Server が活用できるケースはあると考えられます。
次の記事では、FME Server によるデータ変換結果をアプリケーションの地図画面上に表示する例を掲げています。

FMEケーススタディ | FME Server とウェブアプリケーション [地理院タイル]
http://fme-casestudy.blogspot.com/2016/02/fme-server.html

FMEケーススタディ | データベースの空間検索機能の利用 - 国土数値情報 (医療機関) [Google Maps]
http://fme-casestudy.blogspot.com/2016/02/blog-post.html

以上、FMEの活用について検討するうえでの参考にしていただければ幸いです。

2016年2月18日木曜日

FME Server の利用法

2016-02-18発信

欧米では、複数のシステムの統合運用やウェブ上でのデータ提供サービス等を低コストで行うために FME Server が導入されている例が数多くあります。
日本国内では、今のところ FME Server の導入例はほとんどありませんが、何件かお問い合わせはいただいております。
FME Server についての理解をより一層深めていただけるよう、「FMEケーススタディ」でいくつか Server 関連の記事を掲載しましたので、紹介いたします。

・出力先フォーマットのパラメーター化 - 基盤地図情報DEMの例
基盤地図情報DEM (XML) をユーザーが選択したフォーマットのラスターデータに変換
http://fme-casestudy.blogspot.com/2016/02/dem.html

・e-Stat 統計表情報ウェブページの自動作成
政府統計の総合窓口 (e-Stat) が公開している API によって取得した統計表情報 (XML) を HTML テーブルに変換し、ウェブページに表示
http://fme-casestudy.blogspot.com/2016/02/e-stat-fme-server.html

・Google Earth ネットワークリンク
防災科学技術研究所が公開している直近2日間の震源情報リスト (HTML) からデータを抽出して KML に変換し、ネットワークリンクとして配信
http://fme-casestudy.blogspot.com/2016/02/google-earth-fme-server.html

今後も FME Server の利用法に関して引き続き研究を行い、分かり易い事例についての記事を追加していきたいと考えています。
データ統合、変換を伴うシステムの開発・更新、あるいは既存システムの統合運用などをご検討になる際の参考にしていただければ幸いです。

2016年2月5日金曜日

「はじめてのFMEワークスペース」の閲覧について

2016-02-05発信

前回お知らせした「はじめてのFMEワークスペース」について、ウェブサーバー管理上のミスにより、一定時間、閲覧できない状態になっておりました。
お詫び申し上げますとともに、現在はどなたでも閲覧できるようになっていることをお知らせいたします。

はじめてのFMEワークスペース
http://www.pragmatica.jp/fme/getting_started_2016/

2016年2月4日木曜日

FME 2016 のリリースと入門演習 他

2016-02-04発信

■ FME 2016 のリリースと入門演習

先月下旬、FME 2016 がリリースされました。最新バージョンは次のページからダウンロードできます。

製品版
https://www.safe.com/support/support-resources/fme-downloads/
製品版ライセンスをお持ちで年間保守を継続している方は、いつでも最新版に更新できます。
また、インストール先フォルダを別にすれば、同一のマシンに複数のバージョンの FME をインストールして使い分けることもできます。

評価版 (30日間無償ライセンス)
http://www.safe.com/fme/fme-desktop/trial-download/

サポートするフォーマット、トランスフォーマーがいくつか追加されたほか、より効率的にワークスペースが作成できるよう、さまざまな機能の追加・改良が施されています。

FME 2016 の新たな機能のひとつとして、ワークベンチに FME 入門者向けの演習 (Getting Started Exercises) が組み込まれました。
次の3つの演習が用意されており、いずれも画面上に表示される画像と説明にしたがってワークベンチを操作することにより、ワークスペースの作成、実行を体験することができます。
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・Excel データのマップへの追加 (Add Excel Data to a Map)
・CAD から GIS への変換 (Convert CAD to GIS)
・JSON フィードの変換 (Transform a JSON Feed)
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すでに FME 2016 をインストールされた方はお気づきのことと思いますが、ワークベンチを起動したときに Welcome to FME Desktop 画面が表示されます。
この画面、または、それを閉じた後のキャンバス Start タブに表示される "Getting Started Exercises" から演習をはじめることができます。
また、当社ではこれらの日本語版を作成し、ウェブ上で公開しましたので、こちらも参考にしてください。

はじめてのFMEワークスペース
http://www.pragmatica.jp/fme/getting_started_2016/

各演習の所要時間はそれぞれ数分です。是非一度、お試しください。

■ FME 2016 修正版 (FME 2016.0.1)

残念なことに FME 2016 の当初リリース版 (FME 2016.0.0) にはいくつかのバグが見つかっております。
重要なものについてはホットフィクスが行われ、2月3日に修正版 (FME 2016.0.1) がリリースされました。

前掲のダウンロードページではこの修正版がダウンロードできます。
当初リリース版をインストールされた方は、大変お手数ですが修正版に更新されるようお願いいたします。
※インターネットに接続していれば、ワークベンチメニュー: Help > Check for Updates によって使用中の FME が最新版かどうかを確認することができます。

今後も FME の不具合と思われることがあったときは、ご一報いただければ幸いです。

■ FME ケーススタディ

次の2タイトルを追加しました。FME 活用の参考にしていただければ幸いです。

・テンプレートを利用した Excel ワークシートの作成
http://fme-casestudy.blogspot.com/2016/01/excel.html

・GISからCADへの変換 - 基盤地図情報 (基本項目) 等高線
http://fme-casestudy.blogspot.com/2016/02/giscad.html

2016年1月15日金曜日

FME 2016 間もなくリリース

2016-01-15発信

ご存じのように、FMEは年1回のサイクルでメジャーバージョンアップが行われています。
今年の新バージョン FME 2016 は近日中にリリースされる予定ですが、それにあわせて、ウェビナー "Unvailing FME 2016" が行われます。
FME の開発者/Safe Software社の創業者である Don Murray 社長と Dale Lutz 副社長が、FME 2016 で追加された新機能や改良・強化された事項を紹介いたします。
次のページから申し込むことによってどなたでも視聴できますので、是非、ご覧ください。
http://webinars.safe.com/fme2016?utm_source=fme&utm_medium=wb_starttab&utm_campaign=webinar-unveiling-fme-2016


また、同社の公式ブログでも FME 2016 関連のいくつかの記事が掲載されています。これらもあわせてご参照ください。

FME 2016 Sneak Peek: Transformer Versions
ワークベンチの機能強化: 既存のワークスペースにおけるトランスフォーマーのアップグレード
https://blog.safe.com/2015/11/fmeevangelist140/

FME 2016 Sneak Peek: Attribute Management
新トランスフォーマー: AttributeManager
https://blog.safe.com/2015/11/fmeevangelist141/

FME 2016 Sneak Peek: Tools as Lovely as a Tree
ワークベンチの機能強化: 階層構造をもった属性のツリー形式による表示
https://blog.safe.com/2015/12/fmeevangelist142/

FME 2016 Sneak Peek: The FeatureWriter Transformer
新トランスフォーマー: FeatureWriter
https://blog.safe.com/2016/01/fmeevangelist143/


末筆ながら、本年もよろしくお願いいたします。